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アパレル業界とは?未経験の人向けに解説

【アパレル業界とは】アパレル業界の役割を解説

華やかでオシャレなイメージがあるアパレル業界。「ファッションが好き」「好きを仕事に」と思っている人が目指しやすい業界でもあります。

ここでは、アパレル業界は『世の中でどんな役割を担っているのか』を解説します。その後に『業界内の年収』『キャリア』を解説します。

アパレル業界に興味がある、転職を考えている人はぜひ参考にしてください。

ファッションを創造し、オシャレを提案していく

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アパレルブランドは「ファッションを創り出しオシャレを提案していくこと」がの大きな役割の1つです。業界のミッションと言えるかもしれません。

戦前の日本では、衣服はオーダーメイドで仕上げるのが一般的でした。日本のアパレル産業が確立したのは既製服が普及し始めた戦後1960年頃からと言われています。

日本人が好きな服を着てオシャレを楽しむようになったのは70年代頃からです。現在はアパレルの中でもアメカジやインポートブランド、ファストファッションなど様々なジャンルと業態があります。

時代に合わせたファッションを創造し、オシャレを提案し続けているのがアパレル業界です。流行の移り変わりが激しい業界でもあります。アパレル業界で仕事をするなら、ファッションのトレンドをいつでも把握しておく必要があります。

ファッションのトレンドを広めていく

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ファッションのトレンドはとにかく移り変わりが激しいです。毎年・毎シーズンごとに変わります。

現在の日本のファッショントレンドは、海外の流行や有名なファッションメディアから情報を入手することがほとんどです。そして手に入れたトレンド情報を参考に、自社ブランドに合った洋服を作っていきます。

トレンド服は多くのブランドが販売するため、雑誌やWeb媒体でも大きく取り上げられます。そのようなメディアを通して世の中にトレンドとして広まっていくのです。

「ファッションのトレンドってどこから発信されているんだろう?」と疑問に思ったことのある人もいるかもしれません。

世界レベルのファッションのトレンドで言うなら、トレンドは消費者から自然的に発生するものでなく、『国際流行色を決める団体』『総合的なトレンドを発信する情報会社』が決めていたりします。

もちろん、日本国内だけで見ると旬な芸能人の服装、身につけているアイテムがトレンドになることがあります。

いずれにしても、世界的なトレンドや旬な芸能人のファッションを広めてオシャレを創造するのがアパレル業界の仕事なのです。

アパレル業界は職業・会社によって年収が異なる

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職業ごとの年収を解説

アパレル業界は職種によって年収が異なります。

勤務年数によっても変動がありますが、今回は20代後半から30代後半の場合の平均年収を見てみましょう。

販売員の平均年収は約320万円です。店長クラスになると約360万円と年収もアップします。自社ブランドの服を買わなくてはいけない、残業が多く給与に見合っていないというイメージから、年収が低いと予想する人も多い職種です。

とはいえ現在はSNSを活用して芸能人のような活動ができる時代でもあります。『SNSでフォロワーが多いショップ店員』は販売力があるため年収も高めです。影響力があるため美容関係などの会社と副業でお取引もしやすいです。

自己プロデュース次第で年収UPすることができる職業です。

本社勤務となる営業、VMD、プレスは約400万円程になります。多くの給与を貰っているイメージのあるデザイナーは約370万円、パタンナーは約350万円です。

最も平均年収が高い職種はMD・バイヤー職です。30代後半になると600万円近い年収を貰っている人も多く、平均年収は約470万円と、アパレル業界の中でも高年収な職業です。

会社によって年収が異なる

会社によっても平均年収が変わります。

沢山のブランドを展開する大手企業は平均年収が高い傾向にあります。大手企業でも20代は職種によって給与が低いこともありますが、ほとんどの職種では30代を境に給与が大幅に上がる傾向があります。

とはいえ、給与体系や人事制度が出来上がり過ぎているため、先が見えてしまうのも事実です。

いずれは年収1000万円を目指したいと言う人は、将来性があると見込める中堅企業で働くのも一つの手です。

業界内で転職してスキルアップしていく人が多い

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アパレル業界は、販売員から営業、プレスからバイヤーなど、業界内で転職をしてスキルアップを目指す人が多いです。

会社によっては社内公募があり、希望する職種へ転職ができる制度もあります。しかし倍率は高く、それなりの実績を残していないと難しい場合もあります。

社内公募に落選した人は転職を考えます。

アパレルブランドを運営する会社のほとんどが少数精鋭です。即戦力となる経験者が優遇されやすく、経験を配慮した上で現職と異なる職種に転職できるケースも少なくありません。

社内で出世を目指すよりも違う会社へ転職をした方がスキルアップ・給与アップの近道になることもあります。

アパレル業界の職種

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販売員(ショップ店員)

ショップ店員はお店で接客、品出し、会計などを行います。

『アパレル業界の職業』と聞いて真っ先にイメージするのがショップ店員ではないでしょうか。

接客がメイン業務で且つ最も大事な仕事になります。お客様への声かけやコーディネートの提案を行って自社商品の販売を行います。接客スキルを持っていれば、未経験でも採用されやすい職種です。

もちろん接客だけが仕事ではありません。在庫管理や商品の発注に棚卸、店内の清掃など一般に知られていない店舗業務は沢山あります。

正社員として数年働けば、努力次第でお店を任される店長になれることもあります。エリアマネージャーや営業職としてのキャリアアップも目指せます。

自社ブランドの服を着て店頭に立つため「給料のほとんどが洋服代で消えるのでは?」と思っている人も多いと思います。

実際はブランドにもよりますが、全身自社ブランドでコーディネートする必要はありません。また社員割引として定価より安い価格で購入できることがほとんどです。

デザイナー

自社商品のデザインをするのがデザイナーのお仕事です。

ブランドのイメージはデザイナーに委ねられていると言っても過言ではない重要なポジションです。もちろんデザイン1つで売上も変わります。

日本にもパリコレなどの世界的ファッションショーで、自分がデザインした服を発信する有名デザイナーが多数います。一人のデザイナーが作った服が世界中の注目を集めることもあります。

デザイナーのお仕事は服のデザインだけではありません。トレンドや顧客ニーズの調査、商品コンセプトの企画など、デザインに関する業務を幅広く行います。

ファッションに関してそれなりの知識や経験を必要とするため、色彩検定やカラーコーディネーター認定などの資格があると、転職が有利になります。

また専門学校に通って勉強をした後、デザイナーを目指す人もいます。

ファッションデザイナーは実力主義の社会です。求人倍率も高いため、誰もがデザイナーになれるわけではありません。デザイナーとして活躍するには自分の感性と合ったメーカーやブランドを探すことが成功への近道と言えます。

プレス

プレスはブランドや商品の宣伝、イメージアップを行うお仕事です。

アパレル業界でも花形で人気のある職種です。華やかなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。

実際に展示会やファッションショーの企画、運営を任されることになり、表舞台に立つ機会も多いです。ブランド認知向上のため、プレス自身がメディアに出演することもあります。

プレスは雑多で細かい仕事もしなければなりません。雑誌やテレビへの商品貸出、雑誌に掲載する原稿のチェック、資料作成や電話対応なども行います。事務仕事も多いため基礎的なパソコンスキルも必要です。

プレスはファッションに関する専門的知識が必須です。未経験からいきなりプレスになれるケースは少なく、ほとんどがプレスアシスタントからのスタートとなるでしょう。販売員からプレスになる人もいます。

人気職種な上に経験者が優遇されやすいため、アシスタントや販売員からキャリアアップを目指すのがプレスになる近道と言えます。

生産管理

生産管理は聞いたことはあっても、実際どんなお仕事なのか知らない方も多いかもしれません。アパレル業界のなかでも、とても重要な役割を担っているのが生産管理です。

洋服の素材や価格、生産量に納期など、デザインされた服の工程をまとめて管理するお仕事になります。比較的目立たないポジションですが、生産・流通を総括するとてもやりがいのある職種です。

生産管理は専門的な知識やマネージメント能力を必要とします。また社外の人とのやり取りもあり、柔軟なコミュニケーションスキルや基礎的なパソコンスキルも必要です。そのため未経験可能な求人は少なく、アシスタントからスタートする場合がほとんどです。

アパレル業界に入るのに必要なスキル

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アパレル業界で働くために必要なスキルは何なのか、転職はもちろん入社後にも役立つ知識・スキルを紹介します。

服装に関する知識

アパレルで働くには、最低限服装に関する知識は身に着けておきましょう。

実際に必要になる知識は職種によっても異なります。どの職でも共通して必要となるのは、ファッションのトレンドを知ることです。

トレンドは毎年・毎シーズンごとに変わります。トレンドを追っていないブランドは時代遅れというレッテルを張られてしまいます。そのためアパレルブランドで働くには、職種問わず全てのスタッフがトレンドを知っておく必要があります。

面接の際はトレンドについての質問をされることもあります。

常にファッションの流行を意識して情報収集しておきましょう。

コミュニケーション能力

アパレル業界において、コミュニケーションは必須の能力です。

コミュニケーション能力は、接客をする販売員だけが必要なわけではありません。アパレル業界は社内はもちろん取引先など社外の人と話す機会も多く、職種問わずコミュニケーション能力を必要とします。

言葉遣いや最低限のビジネスマナーはもちろん、臨機応変に対応できるコミュニケーション能力が必要です。

各職業で必要な知識・スキル

職種によって必要な知識やスキルは異なります。

例えば販売員なら接客やコーディネートの提案が主な仕事になります。そのため人当たりが良く柔軟な接客スキル、ファッションに関する知識が必要です。

事務職ならエクセルやワードなどのソフトを使って業務をする機会が多いです。なので基礎的なパソコンスキルは必須と言えます。事務職は様々な部署から仕事を依頼されたり、数字を扱う業務も多いため、細かい気配りができると良いでしょう。

自分が働きたい職種に必要な知識やスキルを習得することで、未経験でも転職が有利になります。

アパレル業界の現状

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「アパレル業界って今後どうなの?」「成長するの?衰退するの?」と疑問に思っている人も少なくありません。

ここでは、アパレル業界の現状と将来性について解説します。

洋服は必需品!需要が減ることが無いが増えることもない

トレンドの移り変わりが激しいファッションですが、その需要が減ることも無ければ増えることもありません。

ここ数年の国内アパレル総小売市場規模推移のデータを見ても、紳士・婦人・ベビー服全て微かな増減しかありません。

それは私たちの生活において、洋服は欠かせない必需品だからです。常に需要があり、減ることも増えることもないのです。

しかし近年では消費者にとって利便性の高いECサイトが売上を伸ばしており、実店舗と通信販売の在庫を共通化する動きも考えられます。ECサイトを運営するブランドも増えています。

実店舗からECサイトに力を入れる企業が増え、IT人材を必要とする企業が増えるかもしれません。

ファストファッションブームに陰り

低価格で流行の服が買えるファストファッション。日本では1990年代に店舗を拡大させたユニクロを筆頭に、2000年代は本格的なファストファッションブームが訪れました。

しかし、現在はファストファッションブームに陰りが見え始めました。

例えば、2019年10月末で日本市場から撤退するフォーエバー21は絶大的な人気を誇っていたファストファッションブランドです。ただ、2016年以降はマイナス成長が続き、2019年9月29日に米国で破産申請をしています。

フォーエバー21に限らずGUやH&Mなども同様にかつての勢いを保てない状況が続いています(ユニクロだけは堅調に業績拡大)。

現在は少し高くても長く使える服を買う人が増えている傾向があり、こうした消費者ニーズの変化と共にファストファッションは陰りを見せはじめています。

販売員は人手不足。転職するなら販売員がおすすめ

アパレル業界のなかでも販売員は人手不足な状況が続いています。

店舗の数だけ人材が必要になりますので、本社勤務の職種よりも人材の数が必要になります。

「特別なスキルは無いけど未経験からアパレル業界に転職したい」と思っている人は販売員からキャリアを始めることをおすすめします。

販売員はVMDへのキャリアアップも目指せます。一度仕事に就けば「業界経験あり」となりますので、その後の転職も有利です。社内公募にも応募できるためチャンスも広がります。

プレスやVMDなどの職業に憧れる人もいるでしょう。ただ、これらの職業は経験者が優遇されるため、未経験から転職するには難易度の高い職業です。2〜3年後のキャリアを考えて、まずは業界内で経験を積んでみるのは賢い選択肢と言えます。

まとめ

未経験の人に向けてアパレル業界の概要を解説してきました。

ファッションを『提供する側』の中身が概要レベルで理解できたかと思います。この記事ではアパレルの職業、キャリア、スキル、現状についてお伝えしましたが、その中でもキャリアについてはよく考えて頂きたいと思います。

例えば「販売職に就いた後はどんなキャリアがあるのか?」ですね。ずっと販売職をやりたい人は別ですが、キャリアアップして他の職業を狙っている人はぜひご自身で調査しておきましょう。

「アパレル業界は未経験だからよくわからない」という人は転職エージェントに相談してみるのもありです。

業界に詳しいエージェントが詳しく説明してくれます。

相談はもちろん無料ですので、アパレル業界への転職を考えている人は気軽に相談してみましょう。

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