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アパレルのプレス職に未経験から転職する方法【まずはアシスタントから】

アパレル業界のプレス職は広報の他に雑誌等でブランドの顔として登場することもあります。

おしゃれで華やかなイメージのある憧れの職種です。人気職種のため希望者が多い反面、求人数が少ないことからプレスになるのは狭き門です。

しかし、雑誌などで見るプレスの方もみなさん最初は未経験からスタートしていますので、諦めずに正しい方法を取ればプレス職への転職も可能です。

本記事では、アパレルのプレス職に転職する方法を解説します。

これからプレス職を目指す人の参考になれば幸いです。

アパレルのプレスに未経験から転職する方法

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プレスの求人を探す場合は、まずはアパレル専門の求人サイトやアパレル専門の転職エージェントを頼ることをおすすめします。

販売員などに比べてプレスの求人数は極めて少なく、更にアパレル専門の求人サイトにのみ求人を掲載しているブランドもあるからです。

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未経験者は「プレスアシスタント職」に就く

まずは、プレスとしてではなく「プレスアシスタント」として業務の経験を積んでいくことになります。

プレスは業務内容が多岐にわたるので、アシスタントとしてスタートし、業務のサポートとアパレル業界の流れを学びます。

主なプレスアシスタントの仕事は、店舗へ渡す新作資料の作成、サンプル服の管理、展示会の準備など裏方の仕事です。

プレスアシスタントはブランドを輝かせる縁の下の力持ちとしてプレスのサポートをしながら働くこととなります。

アパレルのプレスには独特の1年の流れがあり、実際の季節とは違い常に半年先取りした季節の商品をプロモーションしていきます。

プレスアシスタントととして、まずはアパレル業界の1年の流れを学ぶことはとても大切なことなのです。

マーケティングの知識を身に付ける

マーケティングとは、簡単に説明すると「売れるしくみ作り」です。

市場と顧客を分析して何が売れるかを考え、どう売り込むか計画することです。

プレスの仕事はマーケティングとは切っても切れない関係で、ただ単純に「可愛いお洋服をみんなに知ってほしい!」というだけでは務まりません。

実はお洋服というのはお店に発売される1年半前にはどんな素材と色で洋服を作るか決定しているのです。

流行色に至っては、インターカラーという機関が「2年後は〇○色を流行にします!」と発表し、世界的流行色が決定するとても戦略的な世界なのです。

今年の流行色は2年前には決まっていたし、2年後の流行色は既に決まっているのです。

どのブランドでも発売の1年以上前から計画している「一押し商品」は大抵の場合多く在庫を抱えています。

「一押し商品」をどのモデルに着せてどの雑誌に掲載したら売り上げに繋がるだろうかと考え、プロモーションをするのもプレスには必要な要素となります。

1枚しかない洋服に100人が問合せするようなプロモーションではなく、150枚在庫がある洋服に100人が問い合わせるよう戦略的に仕向ける必要があります。

マーケティングの知識を付け、売り上げに繋げる提案が出来るようになれば、プレスアシスタントではなくプレスとして活躍できる近道となるのではないでしょうか。

他業種のプレスからアパレルのプレスへ転職する

他業種からアパレルのプレスへ転職する場合、他業種であっても同じプロモーション職に就いていると大変有利です。

プロモーション職自体が専門性が高いので、入社後もマーケティングの知識や経験が即戦力として重宝されるはずです。

前職でいかに結果を出してきたか実績をアピールできるようにしておくといいでしょう。

もう一つは、雑誌社からの転職も有利です。

雑誌社の人はアパレル業界を熟知しており、プレスに必要な業界内での人脈がすでにできているので転職に成功することが多いようです。

有利になる資格を獲得する

プレスになるために絶対この資格が必要!という資格はありません。

しかし、プレスとして働くのに有ったほうがいいという資格はあります。

実際の業務で必要になる知識を学ぶことができるので、ファッション関係の資格を持っていることは強みとなります。

紹介する資格はプレスに転職するにあたり「即戦力になる!基礎知識はある!」とアピールすることができるため有利になると思います。

是非チェックしてみてください。

ファッションビジネス能力検定

ファッション商品の企画・生産・流通に至るすべてのプロセスで必要となるビジネスとファッションに関する専門知識とスキルの習得を目指します。

2・3級は基本的な2科目で構成されています。ファッションビジネス知識、ファッション造形知識を学びます。

1級は教育機関などでファッションビジネスに関する専門教育を2年以上履修し、卒業後アパレル・リテール企業で実務経験5~6年程度積んだレベルの内容となります。

マーケティング戦略、マーチャンダイジング戦略、流通戦略、マネジメント戦略、ファッションビジネス知識を学びます。

ファッションコーディネート色彩能力検定

ファッションコーディネート色彩能力検定とは、2006年から「文部科学省後援 色彩検定」に改名した検定のことを指し示します。

1990年に第一回が開催され、現在までで150万人以上が受験した文部科学省後援の公的資格です。

色の基礎から、配色技法(色の組み合わせ方)、専門分野における利用などを幅広く学習します。

「色彩検定」の学習によって感性や経験によらない、理論の土台を身に付けることができるのが特徴です。

1級はプロフェッショナル向けの資格です。ファッションビジネス、プロダクトデザイン、インテリアカラーコーディネーションなどに活かせる内容を学ぶのが特徴です。

2級は実務に応用したい人に向けた資格です。ビジュアルデザイン、ファッション、プロダクト、インテリア、エクステリアなどに活かせる基本的な事柄を理解し、技能を学びます。

3級は色彩に関する基本的な事を学ぶことができます。

SNSで人気者になることを目指してみる

プレスはブランドの顔としてSNSに露出することも多く、フォロワーの増やし方や自身の見せ方を知っておく必要のある職種です。

転職前からSNSでのコミュニケーションに慣れて、どのように発信したらフォロワーが増えるか学んでおくのも大切なスキルです。

SNSでのフォロワーの多さは、プレスに転職する際に人脈の多さとして立派なアピールポイントになります。まずは専門ジャンルを決めて、一つのことで突き抜けられるようなSNSを目指しましょう。

例えば、「ストールとマフラーに特化したSNSにする」といった感じですね。

IllustratorやPhotoshopを使えるようになる

プレスの仕事で意外に多いのがデスクワークやパソコンを使用しての作業です。

例えば、社内外へ向けてのプレゼン資料作りやカタログ作り、雑誌の校正、SNSへ掲載する画像の編集などです。

WordやExcelはもちろんですが、IllustratorやPhotoshopを使っての作業は避けて通ることが出来ないので、使い方を覚えておきましょう。

アパレルのプレスの仕事内容を解説

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アパレルのプレスは、プロモーションとして自社のブランドのイメージを高め、認知度拡大を目指すお仕事です。

ファッション雑誌などプレス自身がメディアに登場したり、洋服の貸し出し対応なども行いますが仕事内容は細かいものも多く多種多様です。

華やかなだけではないプレスの仕事について紹介していきます。

プレスは意外と地味な仕事も多い

プレスといえば、ブランドの顔であり花形の職です。

しかし、華やかな部分より表舞台に立たない地味な事務作業やハードワークが多いのも事実です。

具体的には、雑誌に掲載される原稿作り、展示会の企画、招待状作り、サンプル在庫の管理、プレゼン資料作り、スタイリストへの衣装貸し出しなどです。

雑誌撮影の付き添いも行いますので撮影がある日には、土日や早朝・深夜を問わない出勤となることも少なくありません。

ブランドイメージをPRする広報を担当

広報担当として、販売促進の企画や展示会の企画、ファッションショーの企画を行います。

例えば販売促進であれば「発売前のコートを顧客様限定でお披露目し先行予約会」「〇○円以上ご購入でノベルティプレゼント」などの企画です。

ブランドの価値が上がるよう戦略的に雑誌掲載の予定を組むのもプロモーションの一環です。

展示会などのイベントの企画

春と夏の2度ある展示会の準備は、プレスにとって大変重要な業務となります。

なぜなら、展示会が成功するかしないかによって、今後半年の社内売り上げに大きく影響するといっても過言ではないからです。

展示会とは、新作を一般人ではなくバイヤー、スタイリスト、百貨店、雑誌社、モデルなどへお披露目する会のことです。

展示会は通常1週間から2週間ほど行われ、全国各地から招待状を送ったアパレル関係者が新作を見て買い付けるために来場します。

会場は自社の展示会ルームで行われる場合と、お披露目する洋服のテーマに合う雰囲気の会場を借りる場合の2パターンがあります。

自社開催でない場合には会場探しと会場の確保も業務の一環となるので、外回りも増えとても忙しく体力勝負となります。

展示会の初日の夜は、展示会会場でプレスが企画した立食パーティーをしたり、音楽を流しながらお酒を振る舞ったりと華やかな時間を設けます。

展示会の会場に服をディスプレイし、パーティーで来場者をおもてなしするのも招待状を各関係者へ送るのもプレスの仕事となります。

展示会の開催前はプレスにとっていわゆる「繁忙期」となります。

商品ブログやSNSを更新

SNSやブログを通じてプロモーションを行う企業が増えてきていますが、アパレル業界もその一つです。

最新の情報をSNSやブログに上げてブランドに関する情報を発信することはもちろんですが、時にはプレス自身がブランドの顔として服を着用し登場することもあります。

雑誌記事の校正作業

特にアシスタント時代の仕事となりますが、雑誌に掲載する原稿の誤字脱字チェックや商品の金額や商品名が合っているかのチェックを行います。

各種媒体やスタイリストとやりとりを行う

雑誌の撮影やドラマなどの撮影のために、スタイリストとやり取りをして商品の貸し出しを行います。

「いつ誰に何を貸し出しして、いつ返却されるのか。そして返却されたものは次はだれに貸し出すのか」と、せわしなく貸し出しの調整を行います。

返却された服が傷んでいないか、枚数はあっているかの管理もプレスの仕事です。

アパレルのプレスに向いている人

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プレスは沢山の人と関わりながら外部に商品をプロモーションしていく仕事です。

ブランドの魅力を伝えることができる能力とスキルが必要となりますが、どのような人がプレスに向くのでしょうか。

ブログやSNSで発信力がある人

最近ではインフルエンサー(多数のフォロワーを持つ影響力のある人物)にプロモーションを依頼するアパレルブランドも増えてきました。

それだけSNSの力は大きくなっているので、ブランドの顔となるプレスはSNSで発信力がある方に向いているのです。

行動力とコミュニケーション能力がある人

プレスに大切な要素の一つが取引先の方やスタイリスト、社内外の関係者としっかりと人間関係を築けるということです。

日本のブランドは、雑誌等のメディアにどのように掲載されるかで売り上げや認知度が左右されます。

そのため、ブランドプロモーションを担うプレスは雑誌社と良好で密接な関係を築くことが必要なのです。

プレスのコミュニケーション能力一つで雑誌への掲載に差が出る世界です。やはりプレス職を希望するならコミュニケーション力は必須といえます。

コミュニケーション力とともにプレスになるために必要な能力の一つが知識や情報を収集するための行動力です。

新しいアイディアやひらめきを求めて常にアンテナを張り、情報を集めて知識を増やす行動力がある人がプレスに向くのです。

人脈を作るのが得意な人

商品のPRをしてもらう為には、影響力のある人やアパレル業界の人と人脈を築き上げるのも重要な仕事です。

人と会うこと、話すことが苦ではなく楽しんでできる人は人脈を作るのに向いています。

新しく人脈を広げるだけでなく人との関係を大事にできることも大切です。

まとめ: まずはプレスのアシスタントを目指そう

アパレルのプレス職に未経験から転職する方法を解説しました。

プレス職が未経験の人は、まずはプレスのアシスタント職からスタートします。アシスタントの仕事はスケジュール調整や資料作成など地味な仕事が多いです。

パソコンをよく使う仕事ですので、まずはPCスキルの向上を目指しましょう。余裕があればIllustratorやPhotoShopの使い方も覚えておくとよいです。

パソコンやPhotoShopなど、明確なスキルがあると転職しやすいです。

まずはデスクワークのスキル向上からスタートです。

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