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アパレル販売員になりたい人へ勉強内容・接客ノウハウを解説

  • 熱意
  • スキル、知識
  • 人柄

未経験の職業に転職するとき重要視される内容です。アパレルの販売員(ショップ店員)の場合は、入社後は売上を作ることが最も重要視されます。

なので企業側は「この人はちゃんと商品が売れるかな?」というところを面接の場で判断します。熱意があり、人柄が良いのは大前提です。それを踏まえてどんなスキル・知識があるのかで合否を判断します。

この記事では、企業側から好印象を受け、入社後に役立つ(売上を作るための)勉強内容をご紹介します。

アパレル販売員を目指す人が勉強すべきこと

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カラーコーディネートの知識

カラーコーディネートの知識は、コーディネート提案をするうえで必要な知識です。

お客様の「〇○な雰囲気になりたい」「○○な場所に着ていきたい」といった希望は、色の組み合わせでほとんどの場合提案が出来るからです。

お店の中の洋服を駆使して素敵なコーディネイト提案をするためにも、色の組み合わせに関する知識は合った方が良いでしょう。

また、自分の得意なカラーコーディネートのパターンを持っておくと接客の時にあたふたせずにスムーズにコーディネート提案ができます。

例えば以下のような知識ですね。

  • 全身を同系色の濃淡でまとめるコーディネイト。ベージュやグレーだと上品な印象でフォーマル感のある仕上がりになります。
  • 鞄や靴など小物にインパクトのある色を取り入れるコーディネイト。洗練された印象に仕上がります。
  • モノトーンコーディネート。モードな雰囲気に仕上がります。

この他にも色を使ってコーディネートを行う方法は数えきれない程沢山あります。

雑誌を見て研究したり色彩検定の勉強をする事で知識が付くので、自分の得意な色の組み合わせを作りお客様に是非提案してみましょう。

もし、お客様があなたの色の組み合わせを気に入ってくれたら、何度もお店に来てくれる顧客様となる可能性もあります。

トレンドブランドについて知る

トレンドのブランドを知るということは、今の流行を知るということに繋がります。

トレンドのブランドが発信するアイテムや着こなし自体が雑誌で取り上げられ流行となるので、今どんなブランドが注目を集めているのかチェックしておくと良いでしょう。

特に、今後自分が働きたいと考えている会社のブランドターゲット(どんな年齢層か、どんな生活をしているかで絞ったターゲット)と同じターゲットのブランドは要チェックです。

接客をするときにトレンドのブランドが発信する着こなしを少し取り入れてコーディネート提案することで、流行感度のいいお客様の心を掴みます。

洋服を買いに来るお客様には大きく2通りあって、流行が苦手で王道の組み合わせを好むお客様と、旬のコーディネートを好むお客様です。

どちらもお店に来店してくださった大切なお客様なので、流行であっても王道であっても素敵なコーディネート提案が出来るよう常に自分の情報を更新しておきましょう。

特に流行は水物なので、トレンドブランドのお店に実際訪れて接客を受けたり頻繁にSNSをチェックしたりしておきましょう。

どのブランドでも、売れる販売員は水面下でこういったトレンドのチェックを怠らず、接客に活かす努力をしているのです。

ビジネスマナーや接客マナー

お客様との会話は友達や家族との会話と違い、言葉遣いや所作などマナーが問われます。

例えば、お客様の緊張をほぐそうとフレンドリーな接客を目指していたのに馴れ馴れしいだけの接客になってしまっては不快感を与えてしまいます。

他にも、お客様と仲良くなろうとして、お客様の話は聞かず一方的に話し続けてしまったりと、目指している接客と行動がバラバラになってしまうことがあります。

こういったことの無いように、まずは接客マナーの知識を付けておくことが大切です。

特に都心の百貨店に入っている店舗であれば、たとえブランドに入社できても百貨店が実施する面接やマナー講座・試験に通らなければ店頭に立つことは出来ません。

些細なことですが、お昼休憩にニンニクなどの臭いのする食事は控える、接客でお客様にスカーフを巻くこともあるので香水は手首には付けないなどの気遣いも必要です。

販売員としてこういったマナーを怠っていると、お客様が不快に感じクレームに繋がりかねません。

「丁寧な動作、身だしなみ、言葉遣い、立ち居振る舞い」の知識を付け、お客様に信用して頂ける販売員になりましょう。

販売員へ対する信用は顧客の定着につながるので、結果「売上を作れる販売員」となります。

また、洋服を購入されたお客様へお礼のお手紙を書いたり、入荷連絡のメールを送ることも有るので、ビジネスマナーに関しても勉強しておきましょう。

接客関連の本を読む

ファストフード店やコンビニのように『オーダーを取って会計して終わり』と単純にいかないのがアパレル販売員の仕事です。

商品の単価が上がれば上がるほど会話力は問われますし、接客の技術が必要となります。

では、接客の技術とは何でしょう?

それは、お客様の気持ちをほぐし、ニーズを聞き出し、商品の魅力を伝えご購入頂ける技術です。

例えば、初めて来店して緊張しているお客様へは、クローズド・クエスチョン(YES・NOでこたえられる質問)で最初は対応します。

「今日はコートを探しにいらっしゃったのですか?」→「YES」

次に、オープン・クエスチョン(YES・NOで答えられない質問)でニーズの聞き出しをします。

「どのようなコートをお探しですか?」→「赤い色のコートです」

といったように、接客には技術が求められますし、お客様に不快感を与えずニーズを聞き出すには手順が必要です。

勘や感覚だけでは会話は続かず売上を伸ばすことは出来ません。

まずは、接客技術のノウハウが詰まった接客関連の本を読んで、戦略的にお客様へアプローチし、確実に売上を作れる販売員を目指しましょう。

英語や中国語などの語学(余裕があれば)

近頃は、海外からのお客様が多くいらっしゃいます。

特に百貨店やファッションビルには免税の手続きが簡単に行えるシステムがあるため多くの海外客がいらっしゃいます。

絶対に必須というわけではないですが、接客で使えるような簡単な英語や中国語を身につけておけばスムーズに接客が進みます。

また、海外客は大量に購入することが多いので語学力があれば大きな売り上げを取りこぼすことが少なくなるでしょう。

アパレル販売員が取っておきたい資格

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販売員になるうえで、絶対必要な資格というのは有りません。

しかしアパレル未経験の場合、取っておくといいお勧めの資格がありますので下にいくつか紹介していきます。

ファッション販売能力検定

ファッション商品の販売に携わる場合に必要な基本的な商品知識・販売知識・接客技術のスキルを習得を目指します。

2・3級は販売員向けの検定試験です。A科目とB科目に分かれています。販売知識、マーケティング、店舗運営、販売技術など販売員に必要な基礎的知識と技術を学びます。

1級店舗運営向けの検定試験です。アパレル教育機関で、販売やショップマネジメントに関して2年以上履修し、卒業後ショップなどで実務を3年以上経験したレベルの内容となります。

2・3級の基礎知識があることが前提で、ショップマネジメントの知識や運営、経営に関する知識を学びます。

ファッションビジネス能力検定

ファッション商品の企画・生産・流通に至るすべてのプロセスで必要となるビジネスとファッションに関する専門知識とスキルの習得を目指します。

2・3級は基本的な2科目で構成されています。ファッションビジネス知識、ファッション造形知識を学びます。

1級は教育機関などでファッションビジネスに関する専門教育を2年以上履修し、卒業後アパレル・リテール企業で実務経験5~6年程度積んだレベルの内容となります。

マーケティング戦略、マーチャンダイジング戦略、流通戦略、マネジメント戦略、ファッションビジネス知識を学びます。

色彩検定

1990年に第一回が開催され、現在までで150万人以上が受験した文部科学省後援の公的資格です。

色の基礎から、配色技法(色の組み合わせ方)、専門分野における利用などを幅広く学習します。

「色彩検定」の学習によって感性や経験によらない、理論の土台を身に付けることができるのが特徴です。

2級は実務に応用したい方に向いている内容です。ビジュアルデザイン、ファッション、プロダクト、インテリア、エクステリアなどに活かせる基本的な事柄を理解し、技能を学ぶ。3級は色彩に関する基本的な事を学びます。

1級はプロフェッショナル向けの資格です。ファッションビジネス、プロダクトデザイン、インテリアカラーコーディネーションなどに活かせる内容を学ぶのが特徴。

商品装飾展示技能検定

ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)の考え方をもとに、店舗においてマーチャンダイジングの目的を的確にお客様に視覚的に訴えることができる技能及び技術のことです。

難易度別に1級・2級・3級があり、実技と学科両方の試験があります。

商品装飾展示技能検定は「国家資格」で、1級は厚生労働省大臣名の、2級・3級は東京都知事名の合格証書と技能士章が交付され「技能士」と称することができます。

【1・2・3級】商品装飾展示一般・商品装飾展示法・材料・関係法規・安全衛生を各級で難易度別に学びます。

実技は毎回テーマが変わります。1~3級まで同じテーマですが、級によって制作物の内容が変わります。

関連記事: アパレル転職に有利な資格|未経験者は身につけた知識をアピールしよう

商品の特徴をしっかり説明するためのコツ

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商品の特徴を伝えるのは、簡単なようで慣れるまでは難しいことです。

商品の特徴をどう説明したらお客様に魅力的に伝えることができるかコツをご紹介します。

お客様の悩みを最初に聞く

お客様の悩みや求めているものを最初に聞き出してから接客を進めていくのは、洋服販売の基本中の基本です。

お客様の悩みや要望を聞かず、求めているアイテムとは違うアイテムをひたすら勧めていてはお客様が満足することは有りません。

接客と商品に満足して頂きご購入に繋げる為には、求めているアイテムを聞き出したうえで、お好みに沿った数点を提案することが必須です。

まずは何を探していて、何の目的で着用する服を探しているのかを聞き出すところから接客はスタートするのです。

悩みを解決する商品であることを伝える

ほとんどのお店の場合、売り上げの多くが新規のお客様ではなく何度も来店してくださる顧客様です。

顧客満足度を上げて、何度もご来店いただくためには、お客様のニーズを聞き出し、商品を提案し、満足してご購入いただく事が必要です。

特に、体型に関するお悩みをお持ちのお客様であれば体型カバーができる形や色であることを伝え、スタイルアップして見えるコーディネートを提案しましょう。

お客様によって悩みは様々です。

どのような悩みをお持ちのお客様へも的確に対応し、ふさわしい洋服の提案ができるよう、日ごろから自分自身で店頭の服を沢山試着しておきましょう。

サイズ感、丈感、伸縮性など服の個性を熟知しておくことで、何の悩みを解決する事ができる服なのかが分かるはずです。

専門用語は使わない

スタッフ同士で当たり前に使っていても、実はアパレル専門用語であるということはよくあることです。

お客様は、販売員の説明の中に分からない言葉があっても、いちいち聞き返してはくれません。

分からないまま聞き続け、商品を買うことなくお店を後にします。

「服に詳しくない人でも絶対に伝わる言葉をチョイスして分かりやすく説明する」という意識を持って接客しましょう。

専門用語があり、分かりにくい例

  • こちらのスカートは、イレギュラーヘムラインのミモレ丈です。

このような説明だと、よほどのアパレル好きでなければピンとこないですよね。

上記を分かりやすい説明に直した場合

  • こちらのスカートは、後ろの裾が下がったデザインで、ふくらはぎが隠れる丈です。

売上を作れる販売員は、言葉選びの一つでさえよく考えています。専門用語を使わない接客は心がけ一つですぐにできるので、是非実践してみてください。

トレンド商品かどうかを伝える

お客様の中には、トレンドを好む方と苦手とする方がいます。どちらの方へ向けても、提案する商品がトレンドであるかどうかを伝えましょう。

特に、重衣料(コート・ジャケット等)は高額なため何年も着続けたい方が多いアイテムです。トレンド色が強いデザインの重衣料だと、長い年数着たくても数年後には古臭い印象になり着にくくなります。

そのため、何年も着ることを前提としてベーシックなデザインを好む方が多い傾向にあります。逆に、単価の低い小物等はトレンドを取り入れやすいため、お客様はベーシックなアイテムよりトレンドを取り入れる傾向にあります。

お客様によっても、アイテムによっても、トレンドに対する価値観は変わります。

アイテムの大切な特徴の一つとして、トレンドアイテムかどうかは忘れずに伝えましょう。

まとめ: 未経験者は資格勉強が王道です

アパレル販売員になりたい人へ勉強内容・接客ノウハウを解説してきました。

知識、スキルの中には「実際に経験しないと身につかない」ものと「勉強で身につく」ものがあります。勉強で身につく内容のものは今からでも始めることができますね。

その1つが資格勉強です。

未経験者は資格を取得しておくと転職で有利になる可能性がとても高くなります。「この人はやる気があるな」「一定の知識はあるな」と判断してくれれる場合が多いからですね。

勉強する内容が明確であるのもメリットです。

「転職のためにアパレルの勉強をしておきたいな」と思っている人は、まずは資格勉強から始めてみましょう。

関連記事: アパレル転職に有利な資格|未経験者は身につけた知識をアピールしよう

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